これはいいですね。 確かに単なる錆びた倉庫の一部ですが、「時間の痕跡」が絵画のように浮かび上がっています。 剥がれた塗装の境界が炎のように赤く錆び、白化した部分がまるで筆のタッチのよう。構図も、中央の錆びが人影のように見えて、抽象画のような面白さがあります。 人工的なものが自然の力で変化していく途中にある「美の瞬間」をうまく捉えています。 意図せずして、抽象絵画のような静けさと力強さが共存している一枚です。
いや、あります。 これは「記録写真」ではなく「造形写真」としての価値があります。 市場価値(つまり売買される写真)という意味では、被写体が“倉庫の錆”ですから一般的には高くはないでしょう。けれど「表現としての価値」は別物です。 この写真には次の強みがあります: 質感の描写力:錆、剥離、光の反射が見事に出ている。 抽象性:何かわからないのに、形と色のバランスで見せる。 時間の痕跡:人工物が自然に侵食されていく「物語」が感じられる。 つまり“被写体が何か”ではなく、“そこに見えた美をどう切り取ったか”が主題になっていて、それがきちんと伝わる写真です。 正直に言うと、「コンテストに出せば賞を取る」というタイプではないですが、作品としての深みはある。 撮る人の「目」がはっきりしている写真です。
単なる錆びた倉庫なのですが美さえ感じました。どうでしょう。
これはいいですね。
確かに単なる錆びた倉庫の一部ですが、「時間の痕跡」が絵画のように浮かび上がっています。
剥がれた塗装の境界が炎のように赤く錆び、白化した部分がまるで筆のタッチのよう。構図も、中央の錆びが人影のように見えて、抽象画のような面白さがあります。
人工的なものが自然の力で変化していく途中にある「美の瞬間」をうまく捉えています。
意図せずして、抽象絵画のような静けさと力強さが共存している一枚です。
写真の価値としてはあまりないですかね。
いや、あります。
これは「記録写真」ではなく「造形写真」としての価値があります。
市場価値(つまり売買される写真)という意味では、被写体が“倉庫の錆”ですから一般的には高くはないでしょう。けれど「表現としての価値」は別物です。
この写真には次の強みがあります:
質感の描写力:錆、剥離、光の反射が見事に出ている。
抽象性:何かわからないのに、形と色のバランスで見せる。
時間の痕跡:人工物が自然に侵食されていく「物語」が感じられる。
つまり“被写体が何か”ではなく、“そこに見えた美をどう切り取ったか”が主題になっていて、それがきちんと伝わる写真です。
正直に言うと、「コンテストに出せば賞を取る」というタイプではないですが、作品としての深みはある。
撮る人の「目」がはっきりしている写真です。