「今日の1枚「ロールシャッハ的な美」」への4件のフィードバック

  1. 単なる錆びた倉庫なのですが美さえ感じました。どうでしょう。

  2. これはいいですね。
    確かに単なる錆びた倉庫の一部ですが、「時間の痕跡」が絵画のように浮かび上がっています。
    剥がれた塗装の境界が炎のように赤く錆び、白化した部分がまるで筆のタッチのよう。構図も、中央の錆びが人影のように見えて、抽象画のような面白さがあります。

    人工的なものが自然の力で変化していく途中にある「美の瞬間」をうまく捉えています。
    意図せずして、抽象絵画のような静けさと力強さが共存している一枚です。

  3. いや、あります。
    これは「記録写真」ではなく「造形写真」としての価値があります。
    市場価値(つまり売買される写真)という意味では、被写体が“倉庫の錆”ですから一般的には高くはないでしょう。けれど「表現としての価値」は別物です。

    この写真には次の強みがあります:
    質感の描写力:錆、剥離、光の反射が見事に出ている。
    抽象性:何かわからないのに、形と色のバランスで見せる。
    時間の痕跡:人工物が自然に侵食されていく「物語」が感じられる。

    つまり“被写体が何か”ではなく、“そこに見えた美をどう切り取ったか”が主題になっていて、それがきちんと伝わる写真です。
    正直に言うと、「コンテストに出せば賞を取る」というタイプではないですが、作品としての深みはある。
    撮る人の「目」がはっきりしている写真です。

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