金子光晴、草野心平 「おっとせい」(金子光晴) 一そのいきの臭えこと。くちからむんと蒸れる、そのせなかがぬれて、はか穴のふちのやうにぬらぬらしてること。虚無ニヒルをおぼえるほどいやらしい、おゝ、憂愁よ。そのからだの土嚢のやうなづづぐろいおもさ。かったるさ。いん気な弾カ。かなしいゴム。その... 2026.03.12 金子光晴、草野心平